2019年10月31日(水)、2019年度 産学連携懇話会 「第2回 大学等連携会議(キャリア系)」を実施しました。
会議には大学等6校7名、仙台に拠点を置くIT企業5社6名、気仙沼市産業部等、23名が出席しました。
本会議は、「産」「学」からの各参加者が、地域ICT業界の人材確保の取組について意見を交わすものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。
レポート
- 日時
- 2019年10月31日(水) 17:00-18:30
- 会場
- EARTH BLUE仙台勾当台 会議室
- 参加者 (敬称略)
-
- 尚絅学院大学 進路就職
- 聖和学園短期大学 キャリア開発総合学科
- 東北学院大学 教養学部 情報科学科
- 東北工業大学 就職委員会
- 宮城学院女子大学 キャリア支援課
- 山形大学 学術研究院(学士課程基盤教育機構)
- 株式会社トレック
- 株式会社フジビジネスセンター
- テクノ・マインド株式会社
- 株式会社アイエスビー東北
- 株式会社データウェイ・システムズ
- 気仙沼市 産業部 産業再生戦略課
- 一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会
- 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局
次第
- ◆17:00〜17:05 開会にあたって
- MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
- ◆17:05〜17:25 2020年卒学生の就職活動の状況について
- 各教育機関/各企業より情報共有
- ◆17:25~17:40 意見交換「2018年度の実績及び直近の活動状況について」
- ・昨年度の連携会議での指摘事項等を踏まえた上で実施している各取組の報告を行うとともに、事業推進上の留意点などについての確認。
- ◆17:40~18:15 議論「非情報系学生のさらなる就職促進を図るためには」
- ・これまでの取組を通じ就職等の実績が出てきていることや直近の就職や採用環境の急速な変化を踏まえ、今後この流れを確かなものにしていく議論
- ◆18:15~18:30 各機関からの要望事項、参加企業からの本日の感想など
- ◆18:30 閉会
議事要旨
【1】2019年度「MISAインターンシップ」
- 企業内の実績報告
-
- 延べ34名参加。MISA初の試みであったが、この延べ人数は良好な結果。
- ある社では、聖和学園短期大学の1名がインターンシップに参加し内定につながった。インターンシップを経てその社に入りたいという明確な意思があったのが内定理由。
- インターンシップ事前マッチングの必要性
-
- 半日でも良いので、社風を見た後でインターンシップや採用面接に応募するという考えの学生も多い。
- 参加のハードルを下げて企業見学でも良いのでは。企業見学をきっかけに内定する学生も多い。
【2】非情報系学部学科からの採用
- メンター制度について
-
- メンター制は学生にとって安心材料になる。企業のサイトなどでその存在が分かると良い。
- メンターという名目でなくても、IT企業はどこの会社でも類似のことをやっている。今どきの学生に向け「メンター有」など、企業側も分かりやすくする必要があるのではないか。
- 就職活動段階の学生と企業の接点
-
- もともとSEなどIT系で働きたい学生は積極的に情報を取ってインターンにも行く。しかし文系学生は、IT業界に興味を持っているとはいえず、10年以上前のIT企業のイメージでいる者も多い。
- 異業種も含め、インターンシップが夏季に集中。学生が選べないという課題があり、時期を外すなど、埋没しない適切なやり方を考えていく必要がある。
- 明確な志望動機形成の必要性
-
- 採用面接で“熱意が感じられない”として落とされる学生の存在がある。明確な志望動機形成の必要がある。
- 前準備として、“その企業の得意なものや商品を見て、質問をするネタを持っていくだけ”でも積極性があると認識されると思う。
- IT企業の面接に落ちた学生は、少なくともIT業界に入りたい意思は持っている。企業の情報は事前に調べればよく、学校側もそういう指導が必要ではないか。
- 合同企業説明会の場だけでは、IT企業への明確な志望動機を形成するのが難しい。ハンズオンなど何か出来れば良い。
- 文系学生にIT業界を志望してもらうためには
-
- 今のナビサイトは“母集団を集める”といった世界であるが、企業はもっとポイントを絞って採用活動を行っていく時代に変化しつつある。
- 様々な機会で学生と会い続けることが、我々宮城県のIT企業が行っていくべきことである。
【3】2020年度へ向けたMISAと大学との連携の可能性
以上