2020年2月13日(木)、2019年度 産学連携懇話会 「第2回 職業訓練機関等連携会議」を実施しました。
会議には職業訓練校等4校5名、仙台に拠点を置くIT企業5社5名、宮城県新産業振興課等、18名が出席しました。
本会議は、「産」「学」からの各参加者が、地域ICT業界の人材確保の取組について意見を交わすものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。
レポート
- 日時
- 2020年2月13日(木) 17:00-18:30
- 会場
- 仙台本町ビル3F ナナイロセミナールーム
- 参加者 (敬称略)
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- 白石高等技術専門校
- ポリテクセンター宮城
- 東京IT 会計専門学校仙台校
- デジタルアーツ仙台
- 株式会社アイエスビー東北
- 株式会社イッツ・コーポレーション
- 株式会社ナナイロ
- 株式会社ビーエスアール
- 株式会社フジビジネスセンター
- 宮城県 新産業振興課
- MISA 人財委員会
- 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局
次第
- ◆17:00〜17:05 開会にあたって
- ・MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
- ◆17:05〜17:30 2020年/2021年 学生・訓練生の就職活動の状況について
- ・各教育機関/各企業より情報共有
- ◆17:30~17:50 専門学校・職業訓練校との連携・協力の状況について
- ・3校合同説明会、教育課程編成委員会
・専修学校による地域産業中核的人材養成事業 - ◆17:50~18:20 専門学校・職業訓練課題の明確化と来年度以降の方向性について(論議)
- ・専門学校・職業訓練校を取り巻く課題と今後想定される取り組み
- ◆18:20~18:30 各機関からの要望事項、参加企業からの本日の感想など
- ◆18:30 閉会
議事要旨
【1】就職活動の状況
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- 2020年卒は専門学校も高技専共に100%
- 2021年卒は求人提出も早く、関東の企業を中心に件数も増えてきている
- 1年生の学生も既に、採用試験の受験や履歴書の提出など就職活動を始めている
【2】伊達なICT-WORKにおける活動状況について
- 専門学校・高技専学生のインターン不参加の原因
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- 夏休み期間が短いため
- インターンに参加しなくても採用に結びつくため、積極的なPRの動機がない
- 内容や成果物が明確でない
- 専門学校・高技専学生のインターン参加の改善策
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- 1週間などの長いインターンではなく、ワンデーや2、3日のインターンを行う
- 案内に細かく実施内容(服装や昼食なども)を記載する
- ポリテクセンターの企業実習
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- 企業実習中に仕事を見ることができたため、マッチングが容易であった
【3】専門学校・職業訓練校の課題と明確化、来年度以降の方向性について
- 各校における人材の出口戦略・産学双方のニーズについて
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- 資格と知識だけでなく社会性を高める
- 黙々と作業する際の集中力だけでなく、コミュニケーション能力も向上させる
- 聞きたいことを分かりやすい言葉で話せ、指示されたことを理解するスキルを身に着ける
- 企業のドキュメンテーションは上流工程だけでなくテスト工程なども必要なため、学生時代から実践に即したインプットを行う
【4】採用選考のプロセスについて
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- 企業側がしっかりした選考を行い、学生が一生懸命苦労して内定を頂いたという達成感得られることで、就職してすぐに会社を辞めるという行為がなくなるのではないか
- 不採用の理由を厳しく指摘することにより、今後指導しやすくなる
以上