2019年8月21日(水)、2019年度 産学連携懇話会 「第1回 大学等連携会議(キャリア系)」を実施しました。
会議には大学等5校6名、仙台に拠点を置くIT企業6社6名、気仙沼市産業部等、22名が出席しました。
本会議は、地域ICT業界の人材確保の取組として、「産」「学」からの各参加者が意見を交換するものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。
レポート
- 日時
- 2019年8月21日(水) 17:00-18:30
- 会場
- 伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ セミナールーム
(株式会社ナナイロ内) - 参加者 (敬称略)
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- 尚絅学院大学 進路就職
- 聖和学園短期大学 キャリア開発総合学科
- 東北学院大学 教養学部 情報科学科
- 東北工業大学 就職委員会
- 宮城学院女子大学 学生支援グループ キャリア支援センター
- 株式会社トレック
- 株式会社フジビジネスセンター
- 株式会社アクロビジョン
- 株式会社SRIA
- 株式会社BSR 仙台事業所
- 気仙沼市 産業部 産業再生戦略課
- 一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会
- 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局
次第
- ◆17:00〜17:05 開会にあたって
- MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
- ◆17:05〜17:25 2020年卒学説の就職活動の状況について
- 各教育機関/訓練機関、各企業より情報共有
- ◆17:25~17:40 意見交換「2018年度の実績及び直近の活動状況について」
- ・2018年度までの連携会議における議論とそれを踏まえた取組み状況
・直近の活動状況報告(伊達なICT-WORK運営事務局) - ◆17:40~18:15 議論「大学からの、非情報系学生のさらなる就職促進を図るためには」
- ・非情報系学生の就職促進に関する2018年度の議論内容
・就職環境の劇的な変化を踏まえた非情報系学生の就職促進について - ◆18:15~18:30 各機関からの要望事項、参加企業からの本日の感想など
- ◆18:30 閉会
- ◆18:40-20:00 懇親会
議事要旨
【1】就職/採用活動の状況
- 総括
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- 事務系の求人が少ないもしくは今後の自動化が考えられるので、各校共にIT系に視野を広げる学生や興味を示す学生が急増している。大学側でも薦めている。数は多くないがIT系企業への内定者も徐々に出てきている状況。
【2】伊達なICT-WORKにおける活動状況について
- (意見等特になし)
- →伊達なICT-WORKの活動を通じて成果が徐々に出てきているため、それを今後共継続していくことで産学全体の意識が合っていたと思料される。
- 大学側より
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- 仙台での勤務地限定採用は効果的である。求人票に書けるなら書くべき。
- 求人票に「伊達ICT」もしくは「MISA」関係企業である目印をつけて欲しい。学生にも薦めやすい。
- IT企業の求人は多いが、どの企業が良いかなどの情報がないので、MISAである程度フィルタをかけてもらえるとよい。
- 学生の就職活動、就職に対する考えは多様化している。
- 大手は嫌という学生もいるが、実際には東京の大手に行っていることが多い。理由は、東京の人事の話を聞いてみて面白そうだと思ったと聞いた。"仙台の企業はお話が魅力的ではなく不安になった、Webページもスマホで見やすくするべきであるがそうなっておらず、IT企業なのにこの状態でいいのか?"とモチベーションが下がってしまったという話もあった。
- 首都圏企業の仙台進出に関しては理系(情報系)で影響があり、理系の半分が首都圏企業へ就職している。しかし首都圏の企業が仙台勤務できるとなると、仙台を選ぶ傾向がある。
- エージェントを使う学生もいるが、学生が商品になっていないか心配である。また、ナビサイトに個人情報を預けることも含め、サイトと一定の距離を置いて就活すべきと伝えている。
- 企業側より
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- 文系理系はあまり関係なくなってきている。この業界で仕事をするにはずっと勉強する気があるかどうかが大事で、学校の勉強と違って楽しいと思って仕事が始まれば問題なく長続きする。また、エンジニア業務ではイメージほどプログラムは書いておらず、資料作成やExcelをやっていることも多い。
- 昨年度当社で採用した文系卒のプログラミング初心者は、MISAの40日間の非情報系新人研修を受けて問題なく活躍している。東京ではせいぜい2週間程度でありここまで手間ひまかけるケースは少ない。しかし2ヶ月も研修をすれば普通の人間ならスタートラインを越える。
- (勤務地限定について)無理やり東京に行かせることはできないが、3年くらい働くと、経験値を積むために東京でもよいという人は出ている。半年に一度手を挙げさせる形でもよいのではないか。
【3】大学からの、非情報系学生のさらなる就職促進を図るためには
以上