2021年2月17日(水)、2020年度 産学連携懇話会 「第2回 職業訓練機関等連携会議」を実施しました。
会議には職業訓練校等10校15名、仙台に拠点を置くIT企業8社8名、宮城県新産業振興課等、30名が出席しました。
本会議は、「産」「学」からの各参加者が、地域ICT業界の人材確保の取組について意見を交わすものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。
レポート
- 日時
- 2021年2月17日(水) 17:00-18:30
- 会場
- オンライン開催
- 参加者 (敬称略)
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- 石巻専修大学
- 仙台高等専門学校
- 尚絅学院大学
- 聖和学園短期大学
- 東北学院大学
- 東北工業大学
- 東北福祉大学
- 東北文化学園大学
- 宮城大学
- 山形大学
- 株式会社アイエスビー東北
- イー・アンド・エム株式会社
- 株式会社コー・ワークス
- 株式会社ナナイロ
- 株式会社フジビジネスセンター
- 株式会社ビッツ
- 株式会社日本プレースメントセンター
- マンパワーグループ株式会社
- MISA 人財委員会 確保グループ
- 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局
次第
- ◆17:00〜17:05 開会にあたって
- ・MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
- ◆17:05〜17:35 各校の就職活動の状況について/各企業の業績の見通し・2022年度の採用計画について(報告)
- ・各教育機関/訓練機関、各企業より情報共有
- ◆17:35〜17:40 伊達なICT-WORKにおける活動状況について
- ・直近の活動状況報告(伊達なICT-WORK運営事務局)
- ◆17:40~18:20 学生の就業力の向上について(議論)
- ◆18:20~18:30 参加企業からの本日の感想など
- ◆18:30 閉会
議事要旨
【1】各校の就職活動の状況について
各校の状況
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- 授業がオンラインやオンデマンド配信で行われ学生とのコンタクトが取りにくい分、学生個々の情報把握が
難しく、それが学生の学習意欲や就職活動への支障、未内定学生のフォローのしにくさ、進路決定の届出提出の未提出などにつながっている側面がある。 - 2021年卒の未内定者の中には卒業論文で苦戦するなど卒業が危うい学生がおり、就職活動が滞っている原因にもなっている。
- 各大学の内定率は一部を除き概ね微減の状況、尚絅学院大学はコツコツ活動した結果としてUPしている。
- 授業がオンラインやオンデマンド配信で行われ学生とのコンタクトが取りにくい分、学生個々の情報把握が
各企業の状況
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- ほぼすべての企業が増収であり、IT業界としてコロナの影響はほとんど受けていないのが現状である。
- 2021年卒の未内定者の中には卒業論文で苦戦するなど卒業が危うい学生がおり、就職活動が滞っている原因にもなっている。
- 各企業共に2021年卒はほぼ予定人数に近い人数の採用を決めており、2022卒も同等の人数で採用予定。
【2】伊達なICT-WORKにおける活動状況について
座談会について
- 大学時代に頑張ってきたことなどをどうアピールするかなど具体的にアドバイスを受けていたので、学生に
とっては目から鱗だったのではないか。 - 今までイベントなどで触れてこなかった内容を含んだイベントになったと思うし、それが狙いであった。
【3】学生の就業力向上について
文系学生の適性検査での不採用のケースについて
- 性格適性はしっかり行った方が良く、会社の風土に合うか、勤務適性が合うかという点では非常に重要。
- 能力適性は時間をかければ高められるものであり、筆記試験の点数だけで判断するのは好ましくない。
文系人材のIT就職について
- 次年度も5日間インターンシップの受け入れ先を探しているのでよろしくお願いしたい。
座談会・未内定学生のコミュニケーション力の育成について
- コミュニケーション能力はトレーニングしてすぐに身につくものではないので、もし座談会がそれに役立つ
のであれば1〜2年生を対象に行うなど長い目で見た取組が必要と思った。 - 学生は地味なプログラミングばかり学んでいると挫折してしまうが、企業の話を聞くことで社会にどう活き
ているのかなどの話を聞けると思う。
PBLに関して
- PBLで学ぶ厳しさの部分も重要だと思うので、ぜひ大学と一緒に作っていければ良いと思う。
- PBLを見た目のきれいごとだけで行うべきではないという点はその通りと思う。
- 学生が4年生になって“コスト”まで考えられるのが理想だが、そのレベルに行かない難しさがある。。
- モノを作るコストだけで考えてしまい“営業の給与”まで考えていないことも多い。これらを教え込むのは
難しいため、インターンシップの中で(企業の皆様より)逆に教えていただきたいと思う。
以上