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実績報告

2023年02月25日

報告|2022年度 産学連携懇話会 第2回 専門学校等 連携会議

2023年2月15日(水)、2022年度 産学連携懇話会 「第2回 専門学校等 連携会議」を実施しました。
会議には専門学校等4校5名、仙台に拠点を置くIT企業4社4名、宮城県産業デジタル推進課等、20名が出席しました。

本会議は、「産」「学」からの各参加者が、地域ICT業界の人材確保の取組について意見を交わすものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。

レポート

日時
2023年2月15日(水) 17:00-18:00
会場
オンライン
参加者 (敬称略)
  • 専門学校等
    宮城県立白石高等技術専門校、東京ITプログラミング&会計専門学校仙台校、東北電子専門学校、専門学校デジタルアーツ仙台
  • 地域ICT企業
    株式会社アイエスビー東北、株式会社SRA東北、クオリティソフト株式会社、株式会社サックル
  • 宮城県 経済商工観光部 産業デジタル推進課
  • MISA 人財委員会
  • 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局

次第

◆17:00〜17:05  開会にあたって
・MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
◆17:05〜17:20
・2024年卒学生(就職学年)の就職活動の状況、課題について
・就職活動に関する企業側への要望やアドバイスについて
東北電子専門学校、東京ITプログラミング&会計専門学校仙台校、宮城県立白石高等技術専門校、専門学校デジタルアーツ仙台
◆17:20~17:30
・各企業における専門学校生の採用の状況と課題について
【中堅系】【首都圏系】【地場系】のカテゴリ毎に報告
◆17:30~17:55 2024年卒の学生の採用促進を図っていくために(議論)
・企業から専門学校に聞きたいこと/専門学校から企業に聞きたい(お願いしたい)こと
・直近の専門学校におけるトピック、変化について(専門学校におけるAI教育の強化など)
◆17:55~18:00 その他
・各教育機関からの要望事項、参加企業からの本日の感想など
・伊達なICT-WORKからの報告・お知らせ
◆18:00 閉会
・次回の開催予定について(伊達なICT-WORK運営事務局)

議事要旨

各校における就職活動の状況

  • 学生の動きが3極化(積極的な学生/静観している学生/真剣味のない学生)
  • 今までは4月の情処試験後→今年は1月からに前倒し。例年より少し動きが早い。
  • 2023卒に比べて少し遅い印象。企業や進むべき方向性で悩んでいる訓練生が多い。
  • 3月1日の解禁に向けて活動。企業の来訪による対面での会社説明を大切にしている。
  • ※インターンシップについて:
  • カリキュラムや資格取得の関係で5日間は難しい。1dayか多くても2~3daysを検討していただくとありがたい。

各企業の採用活動の状況(各企業からの報告を基にした情報交換)

    来て欲しい学生(各企業が求める人材像)
  • 学校で勉強してきたことなどを「自分の言葉で語れる」学生
  • まずはコミュニケーション、特に「質問ができる」という点を重視している。
  • 1言語で良いので「狭く深く」「トライアンドエラー(PDCA)」の経験のある方
  • 「仲間と協力しあって仕事を進められる」「わからない時に手を挙げられる」学生
  • 「どのような成長をしていきたいか」という意欲のある方
  • 「人の話を理解しようとする」「一生懸命自分の気持ちを伝えようとする」姿勢がある学生
  • プログラミングやエンジニアリングの仕事が好きであること
    インターンシップ
  • 9月から1ヶ月に1回の割合で業界研究セミナー(1day)を実施。キャリタスで募集中
  • 今年は個別訪問を充実させ来年あたりから1dayを実施していこうと考えている。
  • 国のインターンシップ改革に合わせMISAインターンシップをType3にしていく。
  • 1dayでIT業界の座学とドローンプログラミング(Python)を3月に実施した。
  • 東北工業大学と連携した長期インターンシップを行っている。
    ※マンパワー様の目標数を大幅に超える採用数の増加について
  • 最も大きな要因は「スカウトメール」。接点を増やし母集団を形成するという点で努力した。
    企業側の報告を受けた主な議論内容
  • 専門学校生は即戦力が高すぎるがゆえ、開発以外のアピール内容が薄かったりする場合が多い。トータルの人間力、特に“開発ではない部分”の自己アピール力をどう膨らませるかが出てくると、企業にとってもその人物が理解できるのではないかと思う。
  • コミュニケーションが苦手でも一生懸命理解しようという学生にもスポットライトを当てていきたいとは思うので、専門学校様側でお困りのときがあれば是非ご相談いただきたい。
  • 専門学校生は大学生と年齢が違うことを面接する企業側も理解し、学生の人柄を見るために質問を投げかけると答えていただける学生も多い。

伊達なICT-WORKの活動報告(合同企業説明会の集客の苦戦に関して)

  • 教員の一声があれば参加する。各教員が間に入って説明することが大切。
  • 学生に周知しているが、仙台市主催の合同企業説明会などに参加する学生もいる。
  • 就職活動がまだ始まったばかりの段階で2の足を踏んでいる学生が多い
  • エントリー自体は各自。情報は出しているものの動きが鈍いと思っている。

総括

  • 全般に就職活動の出足が遅い感じはしている。集客についても結局は学生側に来る気がなければ来ないのが現実であるので、MISAとしては3回目、4回目と継続して続けていくことに切り替えた方が良いと思っている。引き続き各校にはご協力いただけるようによろしくお願いしたい。

以上