2021年2月10日(水)、2020年度 産学連携懇話会 「第2回 職業訓練機関等連携会議」を実施しました。
会議には職業訓練校等4校5名、仙台に拠点を置くIT企業5社5名、宮城県新産業振興課等、16名が出席しました。
本会議は、「産」「学」からの各参加者が、地域ICT業界の人材確保の取組について意見を交わすものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。
レポート
- 日時
- 2021年2月10日(水) 17:00-18:30
- 会場
- オンライン開催
- 参加者 (敬称略)
-
- 白石高等技術専門校
- ポリテクセンター宮城
- 東京IT会計専門学校仙台校
- デジタルアーツ仙台
- 株式会社アイエスビー東北
- 株式会社コー・ワークス
- 株式会社ナナイロ
- 株式会社ビッツ
- 株式会社日本プレースメントセンター
- MISA 人財委員会 確保グループ
- 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局
次第
- ◆17:00〜17:05 開会にあたって
- ・MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
- ◆17:05〜17:35 各校の就職活動の状況について/各企業の業績の見通し・2022年度の採用計画について(報告)
- ・各教育機関/訓練機関、各企業より情報共有
- ◆17:35〜17:40 伊達なICT-WORKにおける活動状況について
- ・直近の活動状況報告(伊達なICT-WORK運営事務局)
- ◆17:40~18:10 2021年度の伊達なICT-WORKの活動計画について(議論)
- ◆18:10~18:20 各校における課題について(意見交換)
- ◆18:20~18:30 参加企業からの本日の感想など
- ◆18:30 閉会
議事要旨
【1】各校の就職活動の状況について
-
- 2021年卒はほぼ終了、2022年卒は3月から本格スタート(IT会計のみ情処試験終了の4月から)
- 【ポリテクセンター宮城】内定率は低下。中途未経験の求人が減っている影響が大きい。
【2】各企業の業績の状況・採用計画について
- コロナの影響で案件の先延べ等はあったが、ほぼすべての企業が10%程度の増収増益の見込み。
- 企業によって若干の差異はあるものの、各企業共に採用実績や採用計画もほぼ例年通り。
【3】伊達なICT-WORKにおける活動状況について
座談会について
- 採用の裏側を話したようなもので、参加した学生にはとても良い内容であったと思っている。
【4】2021年度の伊達なICT-WORKにおける活動計画について
オンラインでの取組について(説明会、面接、インターンシップ)
- オンラインでインターンシップや説明会、面接を行ってもらったほうが活動しやすいと思う。
- 多くの学生がオンラインインターンシップに参加しており、以前よりも参加学生が多くなっている。
- 対面で行うよりも自分の素が出せるためあまり緊張せずに面接を受けることができる点がメリット。1日に午前午後で2社のインターンシップを受けたり、3日間のインターンシップを気軽に受けられるなども良かった。
オンラインをさらに活かすためには
- 対面では雰囲気に飲まれてしまうところ、オンラインでは自分を出しやすいという点が一番のメリットである。
- 移動時間がなく多くの企業研究や企業説明会に参加できるのが大きなメリットである。午前、午後、授業の影響がない夕方など自由な参加が可能であり、業界研究や合同企業説明会はオンラインでも大丈夫である。
- オンラインだからこそ会社説明会を録画した上で会社ホームページにUPし、繰り返し見れると良い。
【5】その他
中途未経験者の採用(ポリテクセンター)
- 中途採用の求人は“いい人がいれば随時採用”が基本であるが、“開発経験3年程度以上”で求人を出している。未経験者を前提とする場合、どうしても若手を採用しがちになるという事情が企業としてはある。
NEWノーマル時代のスキルについて
- コロナ禍を経てルールや規則はどんどん変わっていくが、マナーや挨拶など基本的なところは大事である。
コロナ禍後の企業側の対応について
- コロナが終わったら以前に戻したいと思っている。仕事の価値観は今後変わっていくと思うが当社に関しては上と下のコミュニケーションを良くすることで成り立っているので、なるべくそうした文化は絶やしたくない。
- 当社はもともとテレワークやワーケーションに取り組んでいるが、新卒は“会社に来てもらいたい”と思っている。仲間と一緒に育ったり業務に従事していく側面があり、これらがテレワークでもろくなってしまったためである。
以上