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2021年06月30日

報告|2021年度 産学連携懇話会 第 1 回 大学等産学 IT就職促進 連携会議

2021年6月16日(水)、2021年度「産学連携懇話会 第1回 大学等産学IT就職促進 連携会議」を実施しました。
会議には大学等9校10名、仙台に拠点を置くIT企業8社8名、宮城県新産業振興課等、25名が出席しました。

本会議は、「産」「学」からの各参加者が、地域ICT業界の人材確保の取組について意見を交わすものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。

レポート

日時
2021年6月16日(水) 17:00-19:00
会場
オンライン開催
参加者 (敬称略)
  • 岩手県立大学
  • 尚絅学院大学
  • 聖和学園短期大学
  • 仙台高等専門学校
  • 東北学院大学
  • 東北工業大学
  • 東北福祉大学
  • 東北文化学園大学
  • 山形大学
  • 株式会社アイエスビー東北
  • 株式会社コア
  • 株式会社ナナイロ
  • 株式会社プレースメントセンター
  • ハイテクシステム株式会社
  • 株式会社フジビジネスセンター
  • メルコジャパン株式会社
  • 宮城県 新産業振興課
  • MISA 人財委員会 確保グループ
  • 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局

次第

◆17:00〜17:05  開会にあたって
・MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
◆17:05〜17:35 各校の就職活動の状況について(報告)
◆17:35〜18:00 各企業における採用活動の状況について(報告)
◆18:00~18:10 伊達なICT-WORKにおける活動計画・活動状況について(報告)
◆18:10~18:50 2022年卒の学生の採用促進を図っていくために(議論)
◆18:50~19:00 各教育機関からの要望事項、参加企業からの本日の感想など
◆19:00 閉会

議事要旨

【1】各校における就職活動の状況

各校の状況
  • 各校共にコロナ前の2019年度と同じような内定の動きとなっている。現時点の内定率は最も良い仙台高専や工大情報系などで5割程度。例年通りまたは少し悪い程度。
  • 東北工大などの文系/地元企業志望学生はこれから就職活動が本格化してくる。山形大学などでは公務員志望者が多いため、不採用で民間に切り替える学生が今後増えてくると思われる。
  • 尚絅学院や聖和学園短大などの文系大学では、IT企業の志望者や内定者は増加している。
  • ・ 聖和学園短大では、以前は地元企業からの紙ベースの直接求人が主だったが、コロナ禍を経て4大生と同じナビサイト就活になり、短大生採用の有無がわからないという課題が出ている。
各企業における採用活動の状況
  • 全体として大きく苦戦している感じではないが、複数以上の企業から内定を取る、いわゆる“内定フォルダ”的な学生を中心とした内定辞退や説明会のドタキャンなども発生している。
  • 授業がオンデマンドになったことで学生のメールに大学の授業関係の連絡が大量に入るようになり、重要な連絡さえ見切れずドタキャンにつながるという現状もある。
  • 参加した企業の中では大手ナビサイトを使っていない企業も多くそれぞれ工夫している。

【2】伊達なICT-WORKにおける活動状況について

オンライン合同企業説明会
  • オンライン合同企業説明会(2021年4月/6月開催)⇒企業の感想「非常に成果があった」
  • 《企業の成果》
  • 当日個別説明に来ていただいた学生の1名から本日早速応募の旨の連絡が入った。
  • 1回目の学生1名を面接、2回目の学生からの応募もあったと聞いている。
  • 参加した学生の1人からエントリーがあった。
  • 1回目の学生1名を採用、2回目の学生からは5名のエントリーが来ている。

【3】2022年卒の学生の採用促進を図っていくために(議論)

学生に対するアピールについて
  • 最近の学生は打たれ弱いので、企業プレゼンでも怖い/厳しいと感じると引いてしまう。
  • 学生に説明会の話を聞くと「雰囲気がよかった」「話かけてくれた」「社員が楽しそうだった」などで選んでいる側面があり、それが企業側のアピールになっているような印象がある。
  • オンライン説明会で「動画が出ない」などの不手際があるだけで「その企業は技術力がないのでやめました」という学生が正直多く、それだけで学生側の印象が悪くなったという側面はある
  • 1分間プレゼンでいい意味で目立つ・特徴が伝わるとブース訪問のきっかけになる。
しゃべれない学生、地元志向第一で志望動機の弱い学生について
  • 内定を取っている学生は「大人や教員との会話を楽しめる学生」である。
  • 地元志向の学生はキャリア意識が低く、就業意欲も低いという研究結果が出ている。「働く意味」などを醸成しないと、どうしても意欲の低い学生が出てくる課題があると認識している。
  • 答えるなら本当に素直に答えた方が良いのではないか。この辺は学校で指導するのはなかなか難しいと思っているが、各企業では「素直に話せる」などが採用基準になっているのではないか
  • 大事なことは「わからないことがあった際にしっかり聞ける」ということである。
  • 面接のとき、フィードバックを返してもらえると、その子の特性を引き出せる。

以上