2021年6月23日(水)、2021年度「産学連携懇話会 第1回 職業訓練機関等 連携会議」を実施しました。
会議には職業訓練機関等4校6名、仙台に拠点を置くIT企業5社6名、宮城県新産業振興課等、19名が出席しました。
本会議は、「産」「学」からの各参加者が、地域ICT業界の人材確保の取組について意見を交わすものです。
論議の内容は検討を重ね、今後の事業に反映して参ります。
レポート
- 日時
- 2021年6月23日(水) 17:00-18:30
- 会場
- オンライン開催
- 参加者 (敬称略)
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- 宮城県立白石高等技術専門校
- 専門学校デジタルアーツ仙台
- 東京ITプログラミング&会計専門学校
- ポリテクセンター宮城
- 株式会社アイエスビー東北
- 有限会社サバンナコーポレーション
- 株式会社ナナイロ
- 株式会社プレースメントセンター
- 株式会社フジビジネスセンター
- 宮城県 新産業振興課
- MISA 人財委員会 確保グループ
- 「伊達なICT-WORK せんだい・みやぎ」事業運営事務局
次第
- ◆17:00〜17:05 開会にあたって
- ・MISA人財委員会 委員長 岡田 晃男
- ◆17:05〜17:25 各校の就職活動の状況について(報告)
- ◆17:25〜17:40 各企業における採用活動の状況について(報告)
- ◆17:40~17:45 伊達なICT-WORKにおける活動計画・活動状況について(報告)
- ◆17:45~18:20 2021年度の活動計画/2022年卒学生の採用について(情報交換)
- ◆18:20~18:30 各教育機関からの要望事項、参加企業からの本日の感想など
- ◆18:30 閉会
議事要旨
【1】各校における就職活動の状況/各企業の採用活動の状況
各校/各企業の就職・採用に対する議論の主要点
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- 基本情報試験がCBTとなったため資格取得と就職を同時並行している状況。学生の意識が資格取得に集中してしまい、結果的に企業への応募数が想定したよりも伸びていない状況である。
- 例年と異なり資格試験勉強が3月頃まで長引いたため合格学生は増えたものの就職活動が2ヶ月程度出遅れている。直近になって内定学生が増えてきている。
- ハローワーク求人票には「30歳まで・長期育成が必要なため」と正直に書いた方が良い。高めの年齢の場合は可能性を信じて応募する方もいるので求人票との乖離がない方が良い。
《情報処理技術者試験のCBT化の影響による就職活動の出遅れ(専門学校生)》
《求人票への年齢表記と採用上限のミスマッチ(職業訓練生)》
【2】伊達なICT-WORKにおける活動状況について
オンライン合同企業説明会
- 1回目の後で内定を早く取れた学生が多かった。開催間隔も適切だったのではないか。
- 全体プレゼンで刺さった企業に学生の興味が集中したのはもったいなかった。
- 6月に参加。5分間プレゼン→企業毎に分かれるやり方は適切であった。参加してよかった。
- 夏休みに入った直後の7月末が望ましい
→家族とじっくり話せる時間が取れる、お盆前だとその後の選考などとの間が空いてしまう、など
《教育機関の感想》
《次回のオンライン合同企業説明会の開催時期について》
【3】就職・採用活動に関する意見交換
白石高技専が実習に力を入れている点について
- 2年次はJava系、PHP、C#の3つを並行しながら個人課題や卒業制作で1000時間くらいは言語に触れる。企業からはチーム開発のニーズもあるので今後考えていきたい。(白石高技専)
- 2年次は1年から継続のJavaの他、CやPython、Web制作など。卒業制作の時間をつくりにくい。専門学校は保護者対策で高校の延長の色を残し偏りのないカリキュラムとする必要もある。
- 資格メインのため就職活動の段階でコーディングの経験が浅い学生が多いのは事実。今年からは資格メインの学科とプログラミング実習を重視する学科の2本立てで運営している。
以上